起業に必要な資本金の集め方
- yayagome17
- 2022年6月22日
- 読了時間: 3分
起業に必要な資本金の集め方には様々な方法があり、事業規模や事業内容などによっても適している方法は変わります。
ここでは、主な資金調達の方法を紹介します。
自己資金
投資家からの出資
銀行の融資
日本政策金融公庫
クラウドファンディング
では、それぞれ詳しく解説していきます。

自己資金
自己資金とは、簡単に説明すると自分の貯金です。
自分の貯金の一部を資本金として利用することができ、毎月の返済負担や利息がないことがメリットです。しかし、起業直後から十分な売上が上がるとは限らないことや、起業前に見積もった初期投資や経費が、始めてみたら予想以上にかかる場合のことを考えると、外部資金を調達することも視野に入れて検討した方が良いでしょう。
投資家からの出資
投資家からの出資も資本調達方法の一つです。
VC(ベンチャーキャピタル)、エンジェル投資家、スタートアップスタジオなどから資金調達することができます。
ただし、特にVCやエンジェル投資家は有望な企業に限られる場合が多く、起業直後の企業が出資を受けるのは難しいとも言われています。
銀行の融資
実は、創業融資(新しくビジネスを始める事業者に必要な資金を融資する制度のこと)を銀行から直接受けることは難しいです。なぜなら、事業の実績がない人に銀行はお金を貸したがらないからです。
しかし、銀行から直接融資してもらうのではなく、信用保証協会を使った制度融資なら利用できる可能性があります。
制度融資とは、創業をサポートするために地方自治体が金融機関や信用保証協会と一緒に行っている制度です。制度融資であれば、預貯金や退職金、保険の解約金で自己資金を用意できれば受けやすくなります。
また、銀行から融資を受ける場合は、大手銀行ではなく地方銀行なら対応してもらえることも多いです。
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、少額の支援で起業家を応援してくれる金融機関で、銀行からの直接融資よりも審査の基準が緩やかなことが多くなっています。
銀行でお金を借りられないという人は、まずは日本政策金融公庫で創業融資を受けられないかを確認してみてください。
「新創業融資制度」を活用すれば、設立直後で事業実績がないビジネスに対しても、無担保・無保証で3,000万円(うち運転資金1,500万円)まで融資が受けられる可能性があります。
他にも、新規開業資金、女性や若者・シニア起業家を支援する資金、廃業歴のある方の再挑戦支援資金などが準備されています。起業時に融資を受ける場合は、まず候補として考えましょう。
クラウドファンディング
クラウドファンディングは、提案者の夢や人間性に対する共感・応援が前提となっている事が最も大きな特徴です。寄付型・購入型・投資型の区別なく、クラウドファンディング全般に見られる一つの傾向として、単なる商品購入や金銭的メリットを目的としていないことが挙げられるのです。
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